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【キラキラ系介護士】それって単に現場経験が未熟なだけじゃないの?

キラキラ系介護士のイメージ画

先日、「キラキラ系 介護士」についてツイートしたところ、思わぬ反響があったため記事にしてみました。

 

私自身、恥ずかしながらこの業界に10年以上もいながら、Twitterをするまでキラキラ系介護士というものの存在をまったくもって知りませんでした。汗

 

「キラキラ系介護士」の定義

Twitterを始めるようになって、チラホラとそれっぽい言葉は見聞きするなーと思ってはいましたが、当初は何となく大学や専門学校を卒業したばかりの、ウイウイしい新卒の介護士のことを、嫉妬や嘲笑で言ってるのかと本気で思っておりました。

 

どうも、そうではないらしい。

ブログや人によって定義は様々ですが、検索をかけてみると大体は以下のようになろうかと思います。

  • 現実を知らない理想主義者
  • 自己犠牲をするのが大好き
  • 倫理観、福祉感を押しつけてくる
  • 介護はお金を稼ぐ仕事じゃないと思ってる
  • 昔に比べキラキラの生息数は減っている

何だか、かつて私が面接を受けて不採用になった「ワタミの介護」が、当時推進していた価値観のような気がします。(今となってはもうない会社)

 

そしてそんな彼らが職場にいようものなら、他のキラキラしてないスタッフから「比べられて迷惑」とか、「チーム・ケアできない」とか、ブログやTwitterから非難の声が上がりまくっています。

「キラキラ系介護士」が生まれる背景

キラキラしてしまう原因は本人の資質によるところが大きいのでしょうが、自分は彼らの背景が少し気になります。

つまり、なぜそうまでして自己犠牲をするのか?

認めてもらいたいからか?

正論が気持ちいいから?

承認欲求が強いのか?

恵まれた環境で育ったため自己犠牲する余裕がある?

愛を十分に受けなかったのでかまって欲しいだけ?

「キラキラ系介護士は迷惑ッ」とか思う前に、周りにあまりいないせいか、そんなことを考えてしまいます。

 

あと、こういう指摘は誰もしていなかったのですが、事業所の理念なども大きく関係しているような気がします。

2000年代、他業種がこぞって介護業界にやってきた時期に、上記の「ワタミの介護」のような経営理念を、多くの事業者もまた、掲げていたと記憶しております。 

近年になり、それこそ理想だけでは運営はできないと、各事業者も気づいたため「福祉の精神を第一に!」みたいなことは大々的に言わなくなってしまいましたが、当時は会社都合で、安くそして質の高い労働力確保のために、キラキラ介護士を育成していた面は大いにあると考えます。

 

そういえば入社当時、私も介護技術や知識よりも、まずは「福祉の精神」が大切とか何とか、社内研修で言われたような言われなかったような気がします。

いま思えば、その講師もどんだけ現場経験があるか怪しいものです。

 

現実はそう上手くはいきません。

「これからは介護の時代だッ!」とか言って、何の勝算もなしに頭悪く参入してきた他業種系の有料老人ホームは、その後、介護保険の報酬改定の度に、倒産、合併、吸収など淘汰されていきました。

キラキラ系介護士の数も、それに比例して減っているのでしょう。

 

時代の変化とともに、理念だけでは誰も付い来ず、"働き方改革"や"処遇改善加算"など具体的な取り組みを行っている会社しか、もう今後は残らなくなっていくはずです。

「キラキラ系介護士」の活用方法

今となっては、それほど見かけなくなってしまったキラキラ系介護士、せっかくなのでディスるだけじゃなく、介護現場の戦力として活用する方法を提案いたします。

 

その1、支援困難事例など面倒な仕事をふる

セクハラやパワハラ、クレーマーに近いような大変な利用者さんを中心に、キラキラ介護士には対応してもらいましょう。

居室担当などになってもらへば、彼らが求めている成長の機会にもなりますし、やりがいはとても大きいです。

 

その2、シフトを代わっもらう

お盆や年末年始は、誰もが休みたいところ。そういう時こそ、我らがキラキラ系介護士の出番です。

率先して、年越し夜勤や、お正月を職場で過ごしてもらいましょう。

高齢者の笑顔のため、何よりも大好きな「ありがとう」を新年で一番早くもらうため、働いてもらってはいかがでしょう。

さいごに

そうは言ってもキラキラ系介護士って、ただ単に、介護の現場経験が少ないだけのように私には見えるんですが、違うんでしょうか?

それこそ、様々な利用者・入居者の対応を重ね、例えば昼夜逆転した認知症の相手を一晩中してみるとか、例えば移乗介助を連続でやって椎間板ヘルニアになってみるとか、はたまた、不穏な高齢者にウンコを投げつけられたりしてみれば、介護の理想と現実をわきまえて、晴れて歴戦の猛者として、正しくこの業界で成長するのではないでしょうか。

 

どこも人員不足なのですから、仲良く、そして上手く、キラキラ系介護士を活用しながら現場を回していきたいものです。

以上、おわり。